こんにちは、歩き遍路で四国88寺を歩いたユキオです。
お遍路の札所は、お寺により番号がついています。
ですからお遍路は、その順番通りまわればいいのでしょうね。
このように番号順にまわることを順打ちと言います。
しかし中には反対からまわる、逆打ちをするお遍路さんもいます。
そこでお遍路に行こうと思ったとき、
どのようなコースをたどればいいのか気になりますよね。
初めてのお遍路には、どのようなコースが最適か考えてみましょう。
目次
初心者?!お遍路は何回も行くもの?
お遍路さんの初心者と聞くと何かおかしく感じませんか。
遍路さんにベテランなんかあるのだろうかと思いますよね。
あったとしてもベテランなんて、お遍路さんを率いる先達さん。
「なるほど先達さんか」と、ひとり納得してしまうかもしれません。
あなたも四国をお遍路すると、あることに気が付くと思います。
実は四国をお遍路している人の中には、何度も廻っている人がいるのです。
私もお遍路宿に宿泊したときに、
同宿したお遍路さん達から「お遍路は何回目ですか」とよく聞かれました。
そうなんですよ。
お遍路さんの中には何度も繰り返しお参りされている人がいるのです。
逆に、はじめて歩くお遍路さんの方が、
比率から言えば少なくて、逆転しているかもしれませんね。
ですのでお遍路さんの初心者という言葉は、少しもおかしくはないということです。
歩き遍路さんのほとんどがこの地図を利用しています。
お遍路さんが巡るルートは?
歩き遍路に限らず、お遍路をするルート。
お寺を廻る順番ですが、特に決まりごとはないようです。
廻るお寺にも1番から88番まで番号が付いています。
普通に考えれば、その順番通りに廻らなければいけないのと思ってしまいますね。
しかし四国遍路は順番通りでも、反対から廻ってもその人の考え次第です。
実際にお遍路で廻る人は、順打ちといった1地番札所から始める人が多いようです。
でも中には反対から逆に廻ってくる人もいます。
私もお遍路中に何人かの逆打ちのお遍路さんに会いました。
やはり逆打ちで廻るお遍路さんはベテラン(?)方が多いように見受けられました。
しかし中には初めてのお遍路が、逆打ちというつわものもにも会いました。
ところで打つという言葉はお寺に参拝するということです。
歩き遍路さんのほとんどがこの地図を利用しています。
お遍路の初心者は順打ちがいい理由?
お遍路には順番どおりに回る順打ちと、反対から廻る逆打ちがあることはお伝えしました。
では初心者がお遍路に出たときに、どちらをえらべばいいのでしょうか。
お遍路さんの大半は順打ちを選んでいます。
なぜ順打ちを選ぶのでしょうか?
どちらから廻ってもよいのなら逆打ちでもいいのでは思いますよね。
しかし初心者には順打ちが向いていると思いますし、理由もあります。
特に歩き遍路の場合は地図を頼りに歩いていきます。
歩き遍路専用に編集された地図は、お遍路さんにとってなくてはならないもの。
ほとんどのお遍路さんはこの地図を携帯しています。
この地図も逆打ちでも使用できますが、やはり順打ちを念頭に作られています。
それにもう一つお遍路道には、お遍路さんが道に迷わないように目印が記されています。
目印は順打ちのためのもので、逆打ちで歩いていると目印は見つけることが難しいのです。
逆打ちで歩く先には目印はありません、振り返ってみて初めて目印を発見することになります。
ですからお遍路の初心者は、道を見失わないためにも順打ちがおすすめな理由になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事があなたの参考になりましたら幸いです。