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体験談

お遍路の歩き方!たまには観光も取り入れて上手に足休め。

こんにちは、このブログの管理人のユキオです。

このブログでは、歩いてお遍路に行きたい。

そんな方の参考になれるように、
有益な情報をお伝えしたいと考えています。

また幾日も歩き続ける遍路です。

この記事は旅での感想、観光についての考え方を書いています。

目次

雑感、お遍路は自分を問いかける旅?

いよいよお遍路も復活してから、今日で8日目になりました。
そろそろ疲れも溜まってくる頃です。

今日はいよいよ高知市内に入ります。
足休めをかね、高知市内を観光することにします。

休息を取るために、観光するなど何か矛盾していますね。
ですがこの2日間で、十分な休養とついでに観光も楽しみます。

 

ところでなごり惜しいのですが、民宿レインボー北星をあとにしました。
一日お世話になり、何か心に触れるものがありました。

なぜか民宿の管理人のおばあさんに、哀しい思いを抱いてしまうのです。
これには自分の祖母や老いた母などと、姿を重ねているせいかもしれません

わたしがおばあちゃん子だったせいで、感傷に浸ってしまたのかもしれません。
一人で切り盛り姿に、その面影を感じたのかもしれません。

 

しかしわたしが思っているのとは違うかもしれません。
民宿の管理人さんは、
一人ぽっちで宿を、運営しているわけではないのかもしれません。

管理人さんに取っては、私の思い込みなど迷惑千万なことかもしれません。

一人ぽっちなのは、わたしの方です。
おばあさんから見たら
わたしの姿のほうが逆に、哀しそうに映っているのかもしれません。

 

普段生活していると決して、こんな感情など湧いては来ないはずです。
やはり歩き遍路という、いまの境遇が
いろいろ人生を、考えさせているのかもしれません。

それとも毎日、綱渡りのようなお遍路旅です。
そんな旅に不安を感じ、余計なことを考えてしまうでしょうか。

まだまだこれから、一月以上は歩き続けなければなりません。
それなのに、弱気になっている自分がいるのがよく分かります。

とりあえず今日は、高知市内に入ります。
足休めと観光に、高知市内のホテルで2泊する予定です。

 

お遍路に来る目的についてはこちらに詳しい記事があります。

31番札所竹林寺

竹林寺

お遍路旅の始まりはいつもと同じです。
早めの朝食をとり、7時過ぎには宿を出発します。

遍路道を歩きはじめ
昨日納経してきた善楽寺を、再び通り過ぎて竹林寺に向け歩きます。

まだ朝も早く、通学する小学生たちと行き交います。
この遍路道は、どうやら通学路と重なっているようでした。

お遍路中徳島では、行き交う高校生などがよく挨拶をしてくれました。
でもここ高知に来て、あまり挨拶をされなくなりました。

わたしの姿がくたびれていて、見た目が異様で近寄りがたいせいでしょうか。
すこし心配になりました。

もしかしたら通学の小学生も、不審な人物との関わりを避けるためなのかもしれません。
そのせいで、だれも挨拶をしてくれないのかもしれません。

 

しばらくあるき続けると、踏切があり土讃線の線路をこえます。
そして広い畑の真ん中を歩き続け、44号線と合流することになります。

黙々と歩き続けて国分川を渡ります。
そのまま広い畑の中を歩き続けていくと、
小さな橋あり、それを渡ると住宅地が現れます。

住宅地の中の細い道を、歩き続けていると突然目の前が広がりました。
そこには路面電車が通るひろい国道があったのです

いきなり都会に出て来てしまった感じがしました。
もう高知市内は目前のようでした。

 

でも今はまだ、高知市内ではないみたいです。
そのまま市内には入らず、今日目的の札所竹林寺に向います。

 

しかしここで、竹林寺への道を間違えてしまったようでした。
いくら歩いていても、竹林寺に通じる遍路道はありません。

竹林寺がある山は、見当がついていました。
山に向って歩きますが、かなり遠回りになったようです。

 

本来なら下山するべき道を、逆に登ることになりました。
竹林寺に続くお遍路道も、最後の登りの本当に辛かったです。

 

余計な道をたどったので、足の疲れもピークに達していました。
今日竹林寺では歩きのお遍路さんとは、一人も出会うことはありませんでした。

竹林寺にて納経しましたが、参拝の人はわたし以外一人きりです。
派手な作務衣を着た男性でしたが、お遍路さんなのかは不明でした。

ただ下山の途中のバス停で、その方とは出会いました。
持ち物などは見かけなかったので、観光にきていた人なのかもしれません。

高知での観光について

はりまや橋

この記事では、
観光を取り入れたほうが、よい理由と観光での感想です。

まず観光する理由ですが、歩き遍路は体力的にもかなり厳しい旅です。
普段では経験することのない距離を、毎日歩きつつづけます。

しかも歩く道は、平たんな幹線道路ばかりではありません
時には登山道のような、山道も歩かなければなりません。

そんな過酷な環境に、心も体も休息は必要です。
そこで観光を取り入れ、リフレッシュする。

そしてまた新鮮な気持ちで、お遍路を続けていくというわけです。

 

わたしは歩きなのでバスには乗りません。
竹林寺を下り高知市内に向います。

今日の納経は竹林寺だけで、ずいぶんと気持ちが楽でした。
あとは予約してあるホテルに、向かうだけです。

先ほど迷って登ってきた道を、今度は下山していきます。
さすがに高知市内へ行く道で、間違うはずもありません。

四国随一の都会、高知はもう目の前でした。

 

いままで昼食を取っていなかったので、
途中に街道のマクドナルドに入りしばらく休憩です。

マックでハンバーガーを食べた後、
高知市街の中心部からは、少し離れたホテルに投宿しました。

高知での滞在は2泊、ホテルは素泊まりで予約しています。
素泊まりですから食事をかね、高知市内の観光に出かけることにしました。

 

せっかく高知にきたのです、見学したいところもいくつかあります。
まずは誰でも知っているであろう、はりまや橋を目指しました。

うわさには聞いていていましたが、これがあの”はりまや橋”かという感想でした。

”はりまや橋”はうわさ通り小さな橋でした。

しかしシーズンオフなのか、橋を見物に来ていた観光客の姿は皆無でした


少しさみしい気もしました、でも”はりまや橋”あたりは高知随一の繁華街です。

さすがに人の往来は、いままでと比べ格段の差でした。
ここまで歩いてきたことが、夢の中の出来事のようでした。

ひろめ市場

ところで徳島と高知との県境で会った、
お遍路の青年が、おすすめしてくれた店に行ってみました。

そのお店は高知市内でも有名な、ひろめ市場にありました。
さすがにひろめ市場の中は、人で溢れていました。

中は、フードコートとでも表現したらいいのか、そんな雰囲気のスペースです。
フードコートのお店で商品を注文し、適当なテーブルに席を見つけます。
そこで注文の料理を、飲食するというシステムです。

わたしもお目当てのお店で、カツオの塩たたきを注文しました。
カツオのたたきは毎日のように、宿で食べていました。

 

お遍路で高知を回り、何度もカツオのたたきは食事に出ていました。
しかし、ここのカツオのたたきは別格です。


いまさらたたきを注文とも思いましたが、
食べてみて、期待を裏切られることはありませんでした。

 

わたしは味の表現がへたくそでうまくお伝え出来ません。
しかし本当に美味でした。

 

まだ昼間でしたが、高知は酒処です。
みんな楽しそうにお酒を飲んでいます。

お遍路の途中とはいえ、少しくらい飲んでもバチは当たらないでしょう。
お遍路に出て、初めてアルコール類を口にしました。

やはり美味しい肴に、お酒はこたえられませんでした。
十分に塩たたきを堪能したあとは、高知城を見学に行きました。

お遍路にきて、観光したのは今回が初めてです。
旅の楽しみも十分堪能し、足休めにもなった一日でした。

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