体験談

歩き遍路は幾日かかるか? お四国は歩いた日数分だけ充実感が増す。

こんにちは管理人のユキオです。

四国遍路の距離は短くて1万2千キロ。
長くて1万4千キロといわれています。

どうして同じお遍路で、距離が違うのでしょね?
それはお遍路さんがたどる道によるからです。

歩きで行けば登山道のような山道。
車のお遍路さんは国道を利用しますよね。

ですからお遍路へ行く、手段によって距離も違うことになります。

ですから人により日数も
短くなったり長くなったりするわけです。

要するにお遍路さんがたどる道はすべてお遍路道。

お遍路さんによって、
距離も日数も違っていても不思議はないわけです。

目次

歩き遍路は何日で結願できる?

結願に早い人なら、
一月もかからないとネット情報にはありました。

そこで歩き遍路で
88の札所を回るのに、最低で何日かかるのか調べてみました。

早い人では、20日あまりで回った記録もあります。

 

ギネスブックに
世界記録として登録されているのかは分かりません。

しかしあまり意味のある記録だとは思いません。

多分ギネスにも、
そんな早回りの記録は、登録されていないと思います。

そもそも記録を証明する人などいませんよね。

 

人それぞれ考え方がありますから、
お遍路の形態も色々あって構わないと思います。

ただ最小日数で、結願することだけを目的に行くのなら、
それは意味のないことだと、わたしは思ってしまいます。

お遍路を単なる記録の挑戦や、
早回りの旅と考えてしまっては、あまりにも勿体ない話です。

 

歩き遍路で、札所を回っている人の年齢はまちまちです。
しかし単なる旅行と捉えて来る人は少ないと思います。

わたし自身も特別な目的を持って、
お遍路を計画したわけではありませんでした。

大げさかも知れませんが、
結果的には人生を見つめ直す機会として、お遍路を歩いていました。

 

お遍路として、
何かを考えて歩くのであれば、それなりに時間は必要と考えます。

その結果として、行程も早くなることは有ると思います。
例えば歩くことを、
修行として回るのであれば、一月でも回れると思います。

 

しかし早く回るには
それなりの順備と工夫は必要でしょう。

寝泊まりする所も
長時間歩き続けることを考えると、限定されてしまうと思います。
もちろんシーズンも同様です。

 

仮に20日で歩くとすると、
全行程1200キロありますから、一日60キロを歩くことになります。

時速4キロで歩いて、15時間歩き続けることになります。
これはアスリートの領域ですね。

 

こんな記録は無理だとしても、頑張れば一月でも結願できると思います。
一日40キロ平均ですから
体力と気力があれば、充分可能なことだとは思います。

 

実際に歩きでお遍路するとなると
わたしの体験と感想ですが、早くて40日。

ゆっくり時間をかけても、50日あれば回ることは出来ると考えます。
もっともこれは、何もアクシデントが起きなければの話です。

あくまでもこれは私の実体験からの感想です。

 

お遍路の予定を立てるのに、地図は必需品です。
地図については、こちらに参考になる記事があります。

日数短縮には、野宿も有効だが自己責任で

歩き遍路は、体力や気力が必要なのはもちろんです。
一番のポイントは、やはりお金がかかるということに尽きます。

一日に、歩き遍路の場合は一万円必要と言われています。
普通40日から50日くらい掛かりますから、かなりの金額になります。

そこで費用を切り詰めるとすれば、日数か宿泊代ということになります。
もし日数を切り詰める場合は、早朝から夕方遅くまで歩いていることになります。

 

そうなると季節的に、日照時間の長い季節に限られてくると思います。
特に山道などは昼間でも薄暗く、
私が歩いた冬の季節は、よほどの覚悟がないとキツイと思います。

またできるだけ歩いてしまおうと思うので、
宿をどこにするのか予約することも大変なことだと思います。

そこで暖かい季節では、
寝袋を持って、野宿をするお遍路さんもいます。

 

野宿は、それなりのメリットも多いようです。
気温などを考えれば、出来る季節も限られますが、
宿泊代がかからないというメリットは、大きなポイントになります。

また野宿の場合は歩く距離を稼ぐことが出来ます。
これは宿泊先を決めることがないので、歩けるところまで行くことが出来ます。

 

つまり宿に泊まるときは
前もって歩ける距離の、範囲内にあるところまでしか行けません。

場所によっては都合よく
思い通りの場所に、宿があるわけではありません。

 

ですから野宿が出来れば、活動の範囲はかなり広くなります。
私も何人か野宿で回っているお遍路さんにも会いました。

しかし、私が会ったお遍路さんでも
全行程を、野宿で回っているわけではありませんでした。

もちろん全行程、野宿で回っている人も中にはいるかも知れません。

 

毎日、野宿や通夜堂どまりは辛いもの、
疲労がたまったりする時はやはり宿を利用しています。

また善根宿もシーズン中は利用しやすいようです。
そんな情報は歩いていると、自然と集まってくるものです。

ただ野宿をする時はじゅうぶんな配慮のもと行って下さい。
以前は歩き遍路に対して、温かい眼差しで接してくれていた方たちも多かったようです。

 

しかし一部とは思いますが
自分勝手な場所で野宿をしたり、周辺の迷惑を顧みない行為をするお遍路さんがいたようです。

そのためキャンプ禁止や、遍路小屋の閉鎖などが多くなってしまっています。

こんな迷惑な行為は、なくしていかなければいけません。
いつまでも素晴らしい
お遍路の文化は、続いていってもらいたいです。

お遍路は歩く日数分だけ充実感が増す

歩き遍路は普通に歩いていても、かなりの頻度で挨拶をされます。

始めのうちは日常生活で、
あまり経験することがないので、少しためらいを覚えていました。

通学途中の小学生からお年寄りまで、
お遍路さんを見かけると、必ずと言っていいほど挨拶されます。

それが四国では当たり前のことのようです。
このことは普段では味わうことのない本当に気持ちの良い習慣です。

 

お遍路から帰ってきた当初。挨拶することが、私も当リ前のことになり、
私も街ですれ違う人に、軽く会釈をしていました。

しかし、四国とは違い挨拶を返してくれる人は本当にまばらです。
いつしか挨拶の習慣は、しなくなってしまいました。
せっかく根付いた習慣でしたが、何か寂しくなりました。

 

またお接待という習慣も、
四国に来るまでは話しに聞くだけで、稀有なことと思っていました。

しかし歩いてみて、実に色々な人からお接待を受けました。
例えば国道を歩いていた時、
追い越していった車が止まり、私が来るのを待っていたことがありました。

私はなんで車が止まったか、気にも掛けず通り過ぎようとしました。
そんなときお接待ですと言って、みかんをを私の手にのせてくれました。

 

また小雨の中小走りに歩いていると、
おばあさんが駆け寄り、何か食べてねと千円札を握らされたことも有りました。

寒い国道をトボトボ歩いていたときなどは、
わざわざ自販機から温かいのもものを買って、届けてくれたドライバーさんもいました。

数えれば限りなく、善意のお接待をいただきました。

こんなお接待の数々が、わたしが88箇所の札所を結願できた、
大きな原動力になったことは疑いがありません。

 

わたしにとって
お遍路で歩いた期間は、かけがいのない時間になりました。

こんな充実感を味合うことが出来るのは、歩き遍路くらいかも知れません。

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