こんにちは、歩き遍路で四国88寺を歩いたゆきおです。
歩き遍路で四国をまわると、費用はどれくらいかかるのでしょう?
普通の旅とは違い、準備するものがいろいろとあります。
実際に使った費用ですが、内訳をまとめました。
私の体験を交え、こまごまとした金額まで記載しました。
なおこの記事は3分ほどで読むことが出来ます。
目次
お遍路用品にかかる費用と内訳は
お遍路用品のかかる費用は固定費と消耗品などの費用に分けられます。
固定費はお遍路を廻るために必要な装備です。
消耗品は札所で灯すロウソクや線香。
それに納経にかかる費用とお賽銭などが必要になります。
お遍路さんは徒歩旅行ではありません。
やはり姿かたちも大切で、必要な装備はあります。
普通の格好で歩いていたのでは、まわりのひとがお遍路さんは認識してくれませんね。
気持ちの問題ですから、認知されなくても構わないかもしれませんが・・・。
でもお遍路さんはお四国という文化の中を歩いています。
お遍路姿で歩くことは、少し恥ずかしく感じるかもしれません。
でも、すぐに慣れてしまいます。
四国はお遍路さんにとっての異空間です。
白衣を着てお四国を歩いてみましょう。
そこでお遍路さんとして、認識してもらうための衣装はどんなものでしょう?
なず白衣のほか、菅笠、金剛杖は必要だと思います。
私の購入した価格を参考までに上げておきます。
白衣3300円、菅笠2800円。
金剛杖は自作したので参考までで1900円。
移動のための靴とザックですが・・・、
靴はトレッキングシューズで15000円ザックは3000円程度のものを購入しました。
しかしザックは安かったせいか、途中肩のベルトに不具合が出てきました。
ザックも多少高くても、安心できるメーカーのものがいいかもしれませんね。
ザックが壊れてしまったら、修繕できないときはそこで旅が終わりかねませんからね。
納経帳が必要なら2100円。
お遍路用品ではありませんが・・・、
賽銭と御朱印代300円、88寺ですから26400円。
私は賽銭は5円と決めていましたから、本堂と大師堂で10円、それが88寺で880円となります。
合計でおおよそ「55,380円」となりました。
宿泊費および食費にかかった費用の内訳
宿泊費は泊まる宿によって、費用はまちまちになります。
お遍路さんの泊まる宿とはどんな施設になるのでしょうか?
地域や場所によっては、お遍路さん専用の宿があります。
しかしお遍路宿と銘うっている宿も、お遍路さんだけが泊まるわけではありません。
一般の観光客や仕事などに利用する人もいて、普通の宿と変わりはありません。
お遍路さん割引という宿もありますが、宿泊費も平均すれば7000円くらいにはなります。
札所によっては、宿坊が備えられているお寺もあります。
こちらにしても特殊な場合を除いて、お遍路さん専用というわけではありません。
むしろ宿坊は一般客も、お遍路さんも同一料金でお遍路割引などはありません。
ただ宿坊はお寺ごとにお勤めがあります。
厳かな雰囲気の中での宗教儀式は、
日常では味わうことのできない荘厳なひと時を体験できます。
宿坊も平均すれば7000円くらいかかります。
そのほかビジネスホテルやモーテル。
リゾートホテルや温泉宿。
国民宿舎やなどの公的施設も、遍路道沿いには点在しています。
こちらはピンからキリまで。
素泊まり2000円程度のところから、1万円を超えるところまであります。
またお接待によるご厚意で開かれている
善根宿や遍路小屋を利用すれば、無料のところもあります。
一般的な歩き遍路さんは、有料の宿泊施設を利用してまわる人が多いようです。
しかし中には、冒険的なお遍路さんも年齢を問わずいます。
もちろん季節によるのですが野宿を主体に、
善根宿、遍路小屋と費用を抑えてまわる人も一定数はいます。
お遍路の形態によって、宿泊費は大きく差が出ます。
それでも費用として算出するのなら、全行程を宿泊施設を利用した場合を考えてみます。
歩き遍路の行程は約1200キロ、一日30キロ歩いても40日はかかります。
少し余裕を見て45日の計算で、宿泊費は315,000円かかることになります。
私は全行程宿を利用しました。
しかし節約のために、素泊まりがあるところは結構利用しました。
夕食もコンビニなどでカップラーメンや、パンなどを食べて過ごすことが多かったですね。
もちろん昼食もお店の利用はごくまれで、
ほとんどはコンビニや小さな商店で買ったパンなどを食べていました。
店などがないところでは、
コンビニで買ったソイジョイのような携帯食をいつもザックに忍ばせていました。
ですから一日にかかった食費は、わたしの場合は平均したら500円程度だったと思います。
しかし一般的なお遍路さんの場合、飲み物昼食こみで一日1000円というのが定説のようです。
ですので食事にかかる費用は45日間で4万5000円です。
参考ですが宿泊と食費で、360,000円かかることになりますね。
お遍路に必要なグッズについては、コチラの記事を参考にしてください。
そのほか交通費などをまとめると
交通費というのは自宅からお遍路の出発地
徳島までの交通費と帰宅するときの交通費となります。
これは徳島まで来る交通機関によってかなりの差が出てきてしまいます。
私は東京出発でしたが、深夜バスを利用して往復2万円弱で収まりました。
これが新幹線、飛行機、フェリーを利用して徳島までくれば倍近く交通費もかかってしまいます。
交通費は出発する地域によって大きく変わってしまいます。
参考までに私の場合は東京出発で、往復とも深夜バス利用。
東京徳島間、早割などの割引を使った約18,000円でした。
歩き遍路の場合はこのほかにも、線香やロウソクといった消耗品などがあります。
お遍路は長い旅ですから、途中で少し観光したりすることもあるかもしれませんね。
そんな長期の旅ですから、以上のような費用もばかにできません。
大金を持ったままお遍路をつづけていたら、盗難や紛失でおちおち寝てもいられません。
お遍路さんはそんなリスクを回避するために、ゆうちょ銀行に口座を開設。
キャッシュカード一枚持ってお遍路を続けています。
コンビニでも現金は引き出せますがどこにもあるわけではありません。
郵便局は全国どこにでもあります。
お遍路に旅経つ前には、ゆうちょ銀行のキャッシュカードだけは準備しておきましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
私の体験に基づいたものですが、少しでも参考になれば幸いです。
また、お遍路用品だけでなく細々したものもいろいろ必要になります。
お遍路に必要なものをそろえるならこちらから
思わぬ優れものが見つかるかもしれません。