装備

歩き遍路に必要なものはどうそろえるか?

こんにちは、歩き遍路で四国88寺を歩いたユキオです。

お遍路に興味を持っても、準備が大変そうです。

四国をお遍路するのには、どんな用品が必要なのでしょう?

普通の旅行とは違い、着替えだけという訳にはいきませんね。

また必要なお遍路用品は、どのようにそろえればいいのでしょう?

わたしの体験から、お遍路に必要な用品のそろえ方をまとめました。

なおこの記事は3分ほどで読むことが出来ます

目次

お遍路に行くには何が必要

お遍路は普段行く旅行とは少し違います。
一番の違いは札所に行き、納経するということですね。

普通の観光旅行でしたらお寺に行っても
ただ御朱印をもらって、あとは観光ということが多いですよね。

ところがお遍路さんは札所に行っても、ただ御朱印をもらうわけではありません。

御朱印を受けるためには、さまざまな決まりごとがあるのです。
そもそも御朱印は、札所でご本尊とお大師様にお経を奉納して、初めていただくものです。

ですから納経するために経本や燈明線香など、携帯して歩くことになります。
お遍路はスタンプラリーとは違います。
ただ御朱印を集めて廻るわけではありません。

しかしお遍路には、別に決まりがあるわけではありません。
お遍路をする人の事情でそんな決まり事も、簡略化して廻る人もいるようです。

いずれにしても御朱印は、記念スタンプではありません。
そのあたりは心して納経しましょうね。

お遍路をするにも人それぞれとは言います。
しかし最低限のお遍路用品は、そろえていた方がいいですよね。

ただ札所を歩くだけでは、徒歩旅行となってしまいます。
お遍路の基本的な作法だけは、学んでから四国遍路を始めましょう。

それでは最低限必要なものを挙げていきたいと思います。
これは私の体験から、これくらいはあった方がよいといったものです。
必要に応じて取捨選択してください。

また記憶もれがあるかもしれませんので、ご参考程度でお願いします。
今回は納経に必要なものを考えています。
お遍路旅に必要な装備については、項を改めた記事にしたいと考えています。

それでは私が実際に揃えたものを説明します。

お遍路の衣装として菅笠
これはお遍路専用のもので傘には「同行二人」と「お大師様を表す梵字」が書かれています。
白衣
私は日差しを考慮して袖のあるものを着用しました。
笈摺(おいずる)といって袖のない白衣を羽織っている人が多かったように感じました。
お遍路さんといえば金剛杖ですよね。
市販の金剛杖は私には短く感じたため、ホームセンターで円柱の棒を買い、程よい長さに切って自作ました。
自分に合わせた金剛杖はその後の道中で随分と活躍してくれました。
納経用品
そして納経に欠かせないものに経本があります。
そしてロウソク線香
写経の代わりの納札、そして御朱印をいただく納経帳があります。

 

私は着用しませんでしたが、輪袈裟をつけてお参りする人も多かったですね。
私はザックを担いでお遍路するので、輪袈裟は邪魔になると思い着けることはありませんでした。

数珠も一応持っていきましたが使うことはありませんでした。
あとはそれら細々したものを入れる頭陀袋くらいですね。

 

お遍路に行くならこれだけではそろえよう。

今は通販で一つずつそろえなくてもセットになって販売しています。

お遍路用品はどこでそろえればいいのか

お遍路用品を販売している店なんて、普通の商店街にあるなんて聞いたことありませんよね。
ですからお遍路用品をそろえるといっても、どこで購入すればいいのか見当がつきません。

お遍路に行く人はどうしているのか興味ありませんか?

お遍路用品を扱っている商店も、大きな都市にはいくつかあるようです。
しかし店舗も限られていて、実際に出向いて買いに行くのは難しいですよね。

でしたらネット通販か、お遍路に行った先で買うしかありません。
私は前もってネットで調べました。

通販でもいろいろなところで、購入できる事が分かりました。
それこそAmazonや楽天のサイトでも購入することができます。

せっかくお遍路に行くのですから、準備は万全で出発したいですよね。
そこで前もって揃えられるものは、通販で購入することも一つの考え方だと思います。

そのうえで足りないものや、忘れていたものなどを現地で買う。
幸いなことに万が一、
手ぶらで出かけても一番札所に行けば、そこの売店でなんでもそろえることができます。

ですからあわてて買わなくてもすべて現地でそろえることはできます。
購入漏れのないように、
前もってしっかりとチェックシートでも作成しておけばいいかもしれませんね。

もし買いもらしがあったとしても、
始めの徳島は途中市内もお遍路のコースに含まれています。
市内でしたらいくらでも対応はできます。

私の例を挙げると、通販でそろえたものは以下の通りです。
白衣、頭陀袋、経本、納札、ロウソク、線香など。
現地で購入したのはかさばる菅笠と納経帳くらいでした。

私は心配性だったので安心のためということもありましたが、
白衣など機能性の良いものが欲しかったという理由もありました。

考え方にもよりますがやはり万全を期するのなら、計画的にお遍路用品もそろえておくと安心です。

 

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お遍路用品、あって助かったもの

お遍路に行って、私が助かったと思ったものはいくつかありました。
これは誰でも必要と思いますが、100円ライター

納経の際にローソクに火をつけるのに、マッチではあまり現実的ではありません。
雨の日もありますから、ぬれてしまうとマッチでは使い物になりません。
ライターでも先が長いものが重宝します。

またロウソクや線香などを小分けにするために、
100均で売っているプラスチックのケース類がいいかもしれません。

線香は折れやすいので、私はマーブルチョコレートの箱に入れて持っていました。
それら細々としたものは、まとめて頭陀袋に入れていました。

四国の道を歩いているとトンネルがいくつもあります。
トンネルはかなり長いものもあり、何10分も歩き続けます。
そんなときに使い捨てのマスクがあると助かります。

また長いトンネルの中は、懐中電灯が足元の安全にも必要だと感じました。
意外に役にたったものに裁縫道具がありました。

これは足の肉刺の水抜きにともっていきましたが、ザックなどの補修にも出番がありました。

あとスマートホンは、「お遍路アプリ」を入れておくと道に迷った際は、本当に心強く感じました。

私がお遍路にもっていったものは、ほとんどすべて使用しました。
こんなものは使わないだろうと、安心のために持っていったものも結局役に立ちました。

不必要なものは持っていくべきではありません。
多少スペースに余裕があるのなら、
これがあったら安心と思うものもリストに入れてみてはどうでしょうか。

持ち物については人それぞれ考え方があって、
不要なものは1グラムでも持っていくべきではないと考える方もいます。
その考え方が多分正解なのだと思います。

あれもこれもと制約しすぎるのも、心に余裕がなくなり楽しくありませんよね。
もし歩き始めて負担になってしまったら、自宅にでも送り返してしまいましょう。

実際に歩いてみて不要なものがある場合。
宿やコンビニから自宅に宅急便で送り返す人も見かけますよ。(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも参考になりましたら幸いです。

 

お遍路用品以外にも結願のポイントとなる靴について、解説した記事がこちらにあります。

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